おはようーーー・・・・・ございます。超寝坊したmisaki&熊夫くんです。
やっぱりゲームのやりすぎはよくないですね・・・・・。(結局トータル六時間くらいやった)
昨日は日本時間の終戦記念日に合わせて熊夫くんと「火垂るの墓」を見ました。
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<英語タイトルは"Grave of the Fireflies"です。> |
毎年お盆時期になるとテレビで戦争関連の番組ってやるけどいっつも見逃してて、ほたるの墓はちーっさい頃に一度観たっきりで全然ストーリーを覚えてなかったんだ。
熊夫くんもアタシと知り合う前に見たことがあったらしく観る前からあんなに悲しい話を何で観たいの?と聞かれ、お兄ちゃんも「究極の罰ゲーム」って言ってたくらい子供が見るとトラウマ率上位ランクインな映画だけど、やっぱり忘れちゃいけないことだと思うんだ。
アメリカと日本って悲しみに対する対処法が違って、アメリカはあえてお祭り騒ぎにして「俺たちの心は強い!誰にも踏みにじらせない!」っていう風にするんだって。
日本は逆にあえて悲しみを深く深く心に刻み付けて「悲しい過ちは二度度犯さない」って風にするよね。
どっちかが正しくて片方は間違ってるなんてことはないけど、真逆の対処法なので熊夫くんにはこういった悲しい映画を作ったり観たりする気持ちを理解するの難しかったみたい。
他にも住居、服装、食糧事情や親戚のおばちゃんの急に冷たくなる態度、防空壕、せつこの湿疹の悪化の理由等々がよくわかんなくて説明してあげたよ。
「何であんなに食料が無いの?」の質問にはこっちがびっくりしてしまったけど。
そうだよねーアメリカじゃそんなこと考えられないよねー。
あんな道路の幅も狭くて木造建築で下駄履いててコロラド州よりも小さい本土に敵軍が攻めてきたら勝てるわけがないよね。長引けば備蓄が先になくなるのも目に見えてるのにね。それでも神風が吹くって信じて戦ってたなんて。
ちなみに神風特攻隊の概念が熊夫くんにはまるで理解できないそうです。お国の為って概念も。
育ってきたバックグラウンドが違うので100%の理解なんてできないでしょう。アタシ達だってアメリカの風習や考えになぜ???ってことも多いし。そこは悪いようにとらないでください。
日本とアメリカは最後の決戦相手になったのでそこをテーマにした映画は結構多いですね。
なので何年も前から八月にアメリカにくるたび何かしらの戦争映画なんかを観て戦争を考える会を開いてます。あ、二人でだけど(笑)
硫黄島の映画も一気に二本みて話し合ったりもした。(二宮くんが出てた映画ね)
プライベート・ライアンはちょっと違うけど、日本語字幕だけじゃわからない話の細部を教えてもらったりもしたし。メリシュの短剣の話とか。
世界史の教科書もってくればよかったなーって超思った。
アメリカと日本だと第二次世界大戦の教え方が違うんだよね。ちょっとあやふやだけど第二次が始まる前の満州事変とかから話が繋がってるのにアメリカの教科書はそこらへんのアジアの話みんなポーンと抜け落ちてます。そういう細部を教えてあげて理解を深めるって大事。
子供が出来たら日本とアメリカのこと、両方ちゃんと教えられるようにしておかなきゃ!
で、肝心のほたるの墓。
最初のせいたが駅構内(?)で死に掛けるところから映画がスタートするけど、その時点でもう泣き始めてました。
お母さんが包帯グルグル巻きになってるところでやっぱり気持ち悪くなって、せつこがお母さん死んじゃったんでしょ?って聞いたときのせいたの気持ちを考えたらまたボロボロ泣いて・・・・・最後はもう悲しすぎて救われなさすぎて涙すら出なかった。
年端もいかない男の子が母親を無くしてそれでも一生懸命妹を守っていたその強い心の支えには、お国のために遠い戦地へ出た勇敢な父がいたからだと思うのに、その心の支えである父親が死んでしまった(かもしれない)ということがせいたの心を砕くには十分すぎると思った。
それでも妹を守らなきゃと笑顔でせつこの待つ場所へ帰るけどせつこもその日のうちに亡くなってしまう・・・・。
最後誰もいなくなったせいたが、あの構内で自殺しようとしたわけでもなく、ただただもう動けなかったんだろうなって思うと切なくて切なくて。
戦争から復興してここまで発展してきた日本は本当に強いだと思う。武力でなく心が。
悲しいけど現実にこういう人たちがたくさんいて、その犠牲者達を忘れないようにするのは大切なことだから。
生き延びた人たちが、亡くなってしまった人たちの気持ちを忘れずにきてくれたから今のアタシ達日本人がいるんだよ。
この時期になると靖国参拝が話題になるけど、日本としてどうしたいんだろうか。個人としてでなく日本としてどうあるべきかを強く決めてもらいたいなと思ったよ。これは他のどの国でもない日本の問題だから。
アメリカでは今日は戦争記念日。お盆ってどうしたらいいかわからないのでとりあえず亡くなったおじいちゃんのとサムくん、ナリちゃんの写真にお香(線香見つからなかった)を焚こうと思います。
日本がいつまでも平和な国でいられますように。
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